外壁塗装のDIYはおすすめできない?
節約などの理由から外壁塗装をDIYで済ませようとする方が増えています。しかし、外壁塗装は専門的な知識が必要であるだけでなく、外壁のクリーニングや下地処理など、様々な作業を手順通りに行わなければならないため、少人数のDIYでできる範疇にはないと言わざるを得ません。それゆえ、外壁塗装は「塗装のプロ」である業者に依頼することをおすすめします。
外壁塗装をDIYで行うリスク
外壁塗装をDIYで行う場合、以下のような失敗を多くの方が犯してしまいます。
・足場の代わりとしての脚立を使用
・クリーニングが不十分な状態での塗装
・養生やマスキングのし忘れ
これにより、作業をする人がけがをするリスクや、塗装の失敗による更なる外壁の状態の悪化といったリスクが伴います。また、作業がうまくいった様に思えても、DIYで行った塗装は寿命が大幅に短くなってしまう事が少なくないため、長期的な目で見ても大きなリスクが伴います。
外壁塗装をDIYで行う費用
外壁塗装をDIYで行った場合、以下のような費用がかかります。ただし、塗装をする外壁の面積などによっては、更なる費用が必要になる事もあります。
足場を組む代わりとして購入する脚立の費用 |
10,000円程度 |
外壁のクリーニングに使用する高圧洗浄機の購入費用 | 20,000円程度 |
塗装時の下地処理に使用するシーラーの購入費用 | 15,000円程度 |
塗料購入費用(1缶2万円×4缶程度) | 80,000円程度 |
刷毛や作業着などの購入費用 | 10,000円程度 |
リスクヘッジや費用対効果の高さから業者がおすすめ
上述した様に外壁塗装をDIYで行うには、作業者自身がけがをしてしまうリスクや、塗装がうまくいかなかった場合の更なる状態の悪化など様々なリスクが伴います。それらを回避する為のリスクヘッジとしても、外壁塗装を行う際は業者を利用することをおすすめします。
外壁塗装をDIYで行うことを検討される方の多くは、15万円弱と言う費用の安さに惹かれてしまう様です。それと比べ業者を利用した場合の大体の相場は、50万円~100万円程度と確かに高くなります。この金額は一見すると割高な様にも思えますが、しっかりとした手順を組んで行う業者による塗装は、10年以上その効果が続く事もあるとされており、すぐに状態が悪化してしまうDIYを何度も繰り返すよりも費用対効果は優れています。また、不安な事があったら、その都度相談できると言う点もまた業者を利用する事によるメリットと言えます。
この様に、外壁塗装を業者に依頼する事は、リスクヘッジ、費用対効果の両面において優れており、外壁塗装をDIYで行うことは避けた方が賢明でしょう。
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