住宅の外壁が傷ついたときの火災保険の申請手順
住宅の外壁が傷ついたときの火災保険の申請手順
実際に、火災保険を申請するときにはどのような手順を踏めば良いのでしょうか。
ここでは、受けた災害によって外壁塗装が必要となった場合を例に取って解説します。
手続きは簡単で、5つのステップを踏むだけです。
①住宅の火災保険の種類の確認
ご自宅にある保険証書で、住宅にかけられている火災保険の種類を確認します。
もしくは、火災保険の契約書で保険の適用範囲を確認。
②外壁塗装の業者に連絡
外壁塗装の会社に連絡をし損害状況の調査を依頼します。
後の手続きで必要となるので、塗装工事の見積書を作成してもらうよう依頼しましょう。
③各種書類の作成
保険会社から必要書類を取り寄せ、書類を作成しましょう。
保険会社から損害箇所の写真の提出を求められることがあるので、忘れずに撮影しておきましょう。
主に必要となる書類は3つです。
・保険金の請求書
・事故の報告書
・修理した箇所の工事見積書
④保険会社の調査
保険会社が依頼した損害鑑定人が住宅の被害状況を直接確認します。
その後、損害鑑定人の報告を元に保険会社が内容を精査し調査完了となります。
⑤支払い
これまでの全ての工程が完了し保険会社が保険の適用範囲だと認定すれば、保険金が支払われます。
申請時の注意点やポイントを解説
ここでは火災保険の申請時の注意点やポイントを解説します。
・被害から3年以内に申請
・施工完了後の工事でも申請可能
・被害状況をそのまま写真に残すこと
・書類は塗装業者が代行してくれる場合もある
・外壁塗装にかかる費用が免責金額未満だと申請できない
→免責金額は保険の種類や条件によって、1万円・5万円・20万円などと設定されている
特に注意すべきなのが、「被害状況をそのまま写真に残すこと」という点です。
損害箇所を自分で補修してしまうと火災保険の対象外となることもあります。
保険会社や専門の業者の指示を待ちましょう。
次の記事へ
令和3年度福岡県リノベーション推進事業開始 »