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外壁の目地コーキングは自分で直しても問題ない?デメリットや補修する際の注意点を解説

 

外壁の目地コーキングは自分で直しても良いの?

 

 

お住まいを長く持たせるために、外壁や屋根の塗り替えと同じぐらい重要になるコーキング目地の補修工事

 

補修する工法や地域によって若干の金額差はありますが、一般戸建住宅(35坪程度)のコーキング補修費用の相場は5〜20万円ほどかかります。※外壁や屋根の塗装と合わせて工事した場合の費用

 

 

やらなくてはいけないのは分かっているけど、今は予算がない…

 

そんなお悩みをお持ちの方のために、今回は

  • 自分で外壁コーキングを直しても問題ないのか?
  • どんな風にどんな材料で補修したら良いのか?
  • 注意点はあるのか?

といった疑問を塗装のプロがお答え致します。

 

意外と知らない方も多いのですが、コーキングの補修(手直し)は安易にしてしまうと逆に不具合を発生させたり、将来補修する際に工事費が高くついたりしますので、本記事を参考に失敗のない手直しを行ってください。

 

➡︎外壁のコーキング(シーリング)打ち替え工事とは?

 

 

外壁の目地コーキングは自分で補修しても問題ない?

 

外壁のコーキング補修は、専門家に依頼するのが最適な選択ですが、予算の関係でどうしてもできない場合は自分で応急的に補修することも可能です。

 

とはいえ、やはり自分で補修する場合のデメリットというのもありますし、自身で補修する上でいくつかの注意点もありますので、その辺りをしっかり理解した上でご判断ください。

 

➡︎外壁コーキングは何年目でメンテナンスが必要?シーリングの寿命とセルフチェック方法

 

 

 

自分でコーキング補修をする3つのデメリット

自分でコーキング補修をするデメリットとしては

 

  1. 素人では補修すべきかどうかの正確な判断ができない
     
  2. 素人の方がDIYすることで逆に悪化する恐れもある
     
  3. 次回専門業者にお願いする時に、余計に手間や費用が発生することもある

 

などが挙げられます。つまり、本格的なコーキング補修には専門的な知識や技術が必要不可欠です。

 

ただし、予算がないからといってそのまま放置するよりは応急的にでも自分で補修しておいたほうが良いので、次項で記した4つの注意点を参考にしてご自身で作業を行ってみてください。

 

 

 

自分でコーキング補修をする際の4つの注意点

 

自分でコーキング補修をする際の4つの注意点

 

 

自分でコーキングを直す(補修)する際に注意する点は以下4つです。

 

  1. 変性シリコンコーキングを使用すること
  2. ひび割れや隙間を埋める程度の簡易補修に留めておくこと
  3. コーキングが外壁につかないようにすること
  4. 高所での作業に十分注意すること

 

各項目もう少し分かりやすく補足していきます。

 

 

1. 変性シリコンコーキング材を使用すること

まず、材料は「変性シリコンコーキング」を使用することです。

 

例えば、お風呂や水回りなどに使用する透明なシリコンコーキングは、その上から塗装できない(剥がれる)ので、使用してはいけません。

 

コーキング材はホームセンターなどで購入できますが、必ず【外壁用】と書いてある変性シリコンシーリングを使用するようにしましょう。

 

 

2. 隙間を埋める増し打ち補修に留めておくこと

続いては、自分で手直しする際は隙間を埋める「増し打ち補修」を行うことです。

 

増し打ち補修とは、割れて隙間ができた箇所にコーキング材を上から補充することです。

 

本来、コーキング工事(打ち替え)は

  1. 撤去(既存コーキング)
  2. 養生(マスキングテープ)
  3. 下地(バックアップ材補充)
  4. 下塗り(プライマー塗布)
  5. シーリング材の充填
  6. シーリングのならし(バッカー押さえ)
  7. マスキングテープの回収

の流れで作業しますが、素人の方がDIYで見よう見まねで行っても、逆に雨漏れが発生したり、症状が悪化する恐れもありますので、あくまでも隙間を埋めるだけの簡単な作業に留めておきましょう。

 

 

3. コーキング剤が外壁につかないようにすること

コーキング剤は「外壁につかないように手直しする」ことも重要です。

 

仮に、外壁に付着してしまったら濡れたタオルなどでコーキングを綺麗に拭き取るようにしましょう。

 

のちのち外壁の塗装を行った際に表面に凹凸ができ、仕上がり(見栄え)が悪くなることもありますし、外壁についた余計なコーキングを削ぎ落とすための費用(手間代)が発生する恐れもあるためです。

 

 

4. 高所での作業に十分注意すること

コーキングは、太陽光が当たるベランダ外壁や南面の外壁(特に2階)から痛み始めますので、脚立(はしご)での高所作業になります。

 

脚立での作業は不安定で非常に危険を伴いますので、必ず二人以上で、かつ手の届く範囲だけに留めて、その他の部分は専門業者に依頼する時にしてもらうようにしましょう。

 

 

 

以上、4つの注意点を守り、無理せず安全にコーキングの手直し作業を行ってください。まずは手の届く範囲だけでもOKですよ。

 

あと、自身でのコーキング補修はあくまでもその場しのぎの応急処置ですので、なるべく早目に専門家にチェックして補修してもらうことをおすすめします。

 

 

 

コーキング補修を業者に頼むなら外壁塗装と一緒に行う方が得

 

最後に、将来コーキングを専門業者に依頼する場合は、屋根や外壁の塗装工事と合わせてやった方が得だということもお伝えしておきます。

 

というのも、外壁塗装工事もコーキング補修工事も必ず足場を組んでの作業になりますので、まとめて工事したほうが足場代も一回で済みますのでコスパが良いためです。

 

その場合のコーキング補修は、悪くなった部分だけを直す「増し打ち工法」ではなく、既存のコーキングをいったん撤去して新しくやり直す「打ち替え工法」をおすすめします。

 

10年に一度しか組まない足場なわけですから、ちゃんと補修しておいた方が安心で経済的にも得だからです。

 

 

福岡県(福岡地区・北九州地区)にお住まいの方は、弊社で無料相談・診断・見積もりも行っておりますのでお気軽にお問合せください。メール相談でもお問合せ可能ですよ。

 

➡︎福岡県のコーキング補修の相場と「増し打ち」と「打ち替え」の工法の違いについて

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