ツートンカラーの外壁塗装で成功している家の5つの共通点!なぜあの家はおしゃれに見えるのか?
外壁塗装でお住まいの外壁をツートンにしてガラッとイメチェンしたい!でも、いざ挑戦するとなると「どんなツートンにすればいいのかな?」「おかしくならないかな?」と悩みますよね。
気になってご近所のツートンカラーの家をみてみると、同じ配色でもすごくおしゃれな家もあれば、なぜかちょっとダサく見える家もあるんですよね。どうしてあの家はおしゃれに見えるのか?不思議ですよね。
そこで今回、我々塗装のプロが過去の工事してきた中から、「ツートンの塗り替えに成功している共通点」をいくつか見つけましたので、皆さんに共有していきたいと思います。
本記事で紹介している内容は、素人の方ではなかなか気付けない点ばかりですので、ぜひ参考にしていただいて、理想的な外壁塗装工事に繋げていただければ幸いです。
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目次
ツートンカラーの外壁塗装で成功する家には共通点がある!
まずはじめに、外壁をツートンにする際に一番最初に考えるのが色の選定ですよね。おしゃれな雰囲気を作りたくて、どんな色のツートンにしようかと悩むことでしょう。
しかし、じつはツートンが成功するか否かは、配色の問題だけではないんです。もちろん色選びも重要ですが、それ以上に重要な要素があるということです。つまり、どれだけ良い色でツートンにしてもおしゃれにならないケースもあるんですね。
以下では、ツートンが似合う家の特徴やポイントを紹介しています。「おしゃれだなぁ」と思えるツートンのお住まいは、必ず以下のいずれかに当てはまることが多いので、ご自宅と照らし合わせながらツートンが似合うかどうか検討してみてください。
1. 外壁中央に帯(境界線)がある
外壁中央(一階と二階の間)に帯や幕板があるお住まいは、上下ツートンの塗り替えに向いているといえます。この帯が存在することで、1階と2階の色分けが際立ち、全体のメリハリが向上します。
逆に、帯がないお住まいで上下ツートンにすると、2つの色が重なり合う境界線がぼやけてしまい、色によっては見栄えがイマイチになることも多いのです。1階2階の上下ツートンを検討する際は、帯の有無や境界線となるラインの有無を確認しておくことが重要です。
※帯(幕板)以外にも、サイディングの柄が異なる境界線で色分けしたり、ALC壁なら深い溝(目地)で色分けするのも良いと思います。
2. つや消し塗料を使用している
もし、濃い目の色を使った外壁ツートンを検討されているならば、つや消し塗料(マット仕上げ)を使用するのもありです。
つや消し仕上げは、色に落ち着きをもたらし、家全体が柔らかく上品な雰囲気に仕上がります。特に濃い色を使った場合、表面がピカピカになるとどうしても安っぽいイメージを与えやすいので「つや消し塗料」が有効的です。ただし、つや消し塗料は工事完了後に「塗装した」という実感が得られにくいため、その点に留意が必要です。
3. 総2階の家
上の画像のような「2階に濃い色、1階に薄い色」のモダンツートンは、都会的でスタイリッシュなイメージを与え、とてもおしゃれですよね。ただし、このモダンツートンが似合うのは総二階タイプの家だけですのでご注意ください。
1階部分の外壁面積が2階より広い通常タイプの「二階建て」で真似をすると、頭でっかちに見えて非常にバランスが悪くなります。
※総二階とは、1階から2階まで外壁が垂直に伸びていて、1階部分に屋根がない箱型のお住まいのことです。
4. サッシ枠の色がホワイト
画像引用:blaunie.xyz
ご自宅のサッシ枠がホワイトカラーならラッキーです!
ホワイトサッシは、ツートンに限らずどんな色でも明るくおしゃれに仕上がる傾向があります。特に濃い色との相性が抜群で、通常は暗く見えがちな外観もホワイトサッシの効果で明るさがプラスされます。ご自宅のサッシの色がホワイトなら多少濃い目の色でツートン配色を冒険しても面白いかもしれません。
※サッシの色は塗装で変更することはできません。
5. 上下同系色でまとめている
最後は、1階と2階の外壁を同系色でまとめたツートンの成功例です。この方法はツートン配色で失敗しないための基本とも言えますね。色に関して知識のない方は、外壁上下を同系色でまとめておけば、まず失敗はないでしょう。
同系色ツートンの色選びのポイントは、明度(色の濃さ薄さの強弱)をつけて、程よいメリハリを生み出すことです。ここさえ押さえておけば、ツートンでの失敗は減るはずです。
外壁塗装でおしゃれツートンに仕上げるワンポイントアドバイス
続いて、外壁をおしゃれなツートンに仕上げるためのワンポイントアドバイスもいくつかお伝えしておきます。
1. ベランダの外壁色と1階外壁の色を合わせる
ベランダの外壁の色は、1階外壁と合わせることで全体のバランスが良くなります。同じ色にすることで重厚感が生まれ、外観が引き締まります。※帯(幕板)があればそちらでの色分けを優先する
2. 帯、破風板、雨樋の色を統一する
帯(幕板)、破風板、雨樋などの色を統一すると、全体的に引き締まり、洗練された印象を与えます。これらの部分が異なる色合いだと、まとまりがなく見えてしまうことがあります。
3. 外壁の色は屋根の色との相性も考慮する
屋根色 | |||||
黒系 | 緑系 | 青系 | 茶系 | ||
外 壁 色 |
白系 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
グレー系 | ◎ | △ | △ | △ | |
黒系 | ○ | △ | △ | △ | |
ベージュ系 | ○ | ◎ | △ | ◎ | |
茶系 | ◎ | ○ | △ | ○ | |
グリーン系 | ◎ | ○ | △ | ◎ | |
青系 | ◎ | △ | ◎ | △ |
◎:ぴったりの組み合わせ
◯:良い組み合わせ
△:注意が必要な組み合わせ
外壁の色を選ぶ際には、屋根の色も考慮して決めると良いでしょう。屋根と外壁の色が調和することで、全体のバランスがとれ、美しい外観が完成します。特に、陶器瓦などの屋根に関しては塗装で色が変えられませんので注意しましょう。
外壁をツートンで塗り替える際の注意点と失敗例
続いて、ツートンで塗り替える際の注意点や失敗例も合わせてお伝えしておきます。
■ 複数(3色以上)の色の組み合わせは慎重に
複数の色を使った色分けは、素人が一番失敗しやすいパターンですのでおすすめしません。色の相性や組み合わせをしっかり熟考しないと、見た目がかなりダサくなります。3色以上の色で外壁塗装するならプロに相談しましょう。
■ 縦(左右)ツートンは難易度が高い
縦に色分けするツートンは、建物の高さや形状によっては難易度が高く、失敗しやすいスタイルです。どこで色を区切るのか?どことどこの色を合わせるのか?左右の縦ラインツートンは、配色のバランスを上手に考えないと印象が悪くなりがちです。慎重に計画し、バランスを取ることが重要です。
■ 1Fと2Fの色が似ているとぼやける
1階と2階の外壁色が似通ってしまうと、建物全体がぼやけて見えることがあります。階ごとにコントラストを持たせることで、建物がより立体的で印象的になります。階ごとに色の明度を変えるなどして検討すると良いでしょう。
まとめ:外壁ツートンの塗り替えを成功させるために
今回は、外壁塗装で外壁をツートンに塗り替える際のポイントや、過去の成功例を交えながら成功させるためのコツをお届けしてきました。
なんの知識も持たないまま、感覚だけで外壁をツートンにしても正直なかなか上手くいかないことが多いので、ぜひ本記事のツートンのコツや注意点を参考にしていただき、理想的な外観のお住まいにしていただければ幸いです。
もし、ご自宅にどんな色が合うのかプロの見解を聞きたいという方はぜひ一度当社までご連絡ください。現場で実際に作業している知識豊富な専門スタッフ(職人)が、お客様のご自宅に合うベストカラーを何点かご提案いたします。その他、コーキング目地の補修や塗料選び、お見積りなど、外壁塗装工事に関することなら何なりとお問合せください。