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まだ間に合う?デザイン調サイディングにクリア塗装が可能か確認する方法

 

タイル調やレンガ調にデザインされたおしゃれなサイディング外壁。その洗練された美観をそのままに塗装工事をお考えなら「クリア塗料」一択です。

 

しかし、クリア塗料を使用する際には、サイディングが劣化する前に塗装しないといけません。なぜなら、クリア塗料は無色透明なため、その劣化状態がそのまま反映されてしまうからです。

 

 

そこで気になるのが、「うちの家にはまだクリア塗装が塗れるのか?」「クリア塗装でちゃんと綺麗になるのか?」という点ですね。

 

今回、我々が経験した現場で得た知見をもとに、クリア塗装が可能かどうかの判断基準になりえるポイントをお伝えしていきます。本記事で紹介する内容は、我々プロも使用している、誰でも簡単にチェックできる方法ですので、ぜひご自宅の外壁で実践してみてください。

 

通常の外壁の塗装時期については下記をご参照ください。

 

 

 

デザイン柄サイディングのクリア塗装推奨時期

デザイン調サイディング

 

デザイン柄サイディングのクリア塗装の推奨時期は築7年目(目安)です。

 

 

冒頭で説明した通り、クリア塗装は無色透明なので、現在の状態がそのまま反映されます。そのため、クリアを塗装するなら外壁が劣化する前が推奨時期となります。その結果、築7年目が一つの目安だと考えておくと良いでしょう。

 

クリア塗装は、塗り替えの時期(タイミング)さえ間違わなければ、とても綺麗な美観を長期間維持することが可能です。しかし、塗装時期を見誤るとかなり残念な結果になってしまう可能性があるので、仕上がりをしっかり見極めてから判断していくことをおすすめします。

 

 

 

クリア塗装が困難なサイディングの状態

 

クリア塗装が困難な(非推奨)サイディングは以下3点です。

 

  1. 色が極端に劣化(色あせ)している
  2. サイディングが剥がれたりヒビ割れしたりしている
  3. 光触媒でコーティング加工されたサイディング

 

これらの状態のサイディングにはクリア塗装はおすすめできません。その理由も含め、各項目をもう少し深掘りして解説していきます。

 

 

 

1. 色が極端に劣化(色あせ)している

色あせしているサイディング外壁

 

外壁を遠くから見ると色あせしている、もしくは外壁を手で触ると白い粉がべったりつく(チョーキング現象)状態であれば、クリア塗装はちょっと難しいかもしれません。というのも、外壁塗装前には必ず高圧洗浄を行います。その際、非常に強い圧力で外壁を洗い流すため、色落ちや色ムラがより目立ち、クリア塗装後の仕上がりはあまり期待できません。

 

 

 

2. サイディングが剥がれたりヒビ割れしたりしている

サイディングが剥がれている外壁

 

現在、サイディングが剥がれたりヒビ割れしたりしている状態ならば、クリア塗装はあまりお勧めできません。こちらも先ほどと同様に、高圧洗浄によってさらに剥がれやひび割れが拡大する恐れがあります。もちろん剥がれた部分やひび割れなどは部分補修することもできますが、クリア塗装の場合、補修の跡はそのまま残るため、決して綺麗に仕上がるとは言い難いです。なお、サイディングの目地コーキングに関しては問題なく補修可能です。

 

 

 

3. 光触媒でコーティング加工されているサイディング

光触媒コーティング加工されたサイディングボード

 

窯業系サイディングの中でも光触媒でコーティング加工されたサイディングはクリア塗装ができないので注意が必要です。正確に言えばできないことはありませんが、塗装が剥離する(剥がれる)可能性が非常に高く、そのリスクを追ってまで塗装する必要はありません。しかも光触媒コーティングされたサイディングの耐久性は非常に高く、10年やそこらで劣化するようなこともありませんので、一旦様子を見ることをおすすめします。

 

■代表的な光触媒コーティング加工のサイディング

  • ケイミュー「光セラ」シリーズ
  • ニチハ「光触媒コート」シリーズ
    ※設計図面の外壁材項目に商品名や品番が載っていますので確認しましょう。

 

 

 

自宅のデザイン調サイディングにクリア塗装が可能か確認する方法

プロも実践!サイディングにクリア塗装が塗れるかどうかを簡単に確認する方法

 

 

もし「外壁が少し色あせしてきたけど、まだクリア塗装が適しているか迷っている」と不安に感じる方は、以下の手順を試してみてください。この方法を実践すれば、誰でも簡単にクリア塗装後の外壁の仕上がりに近い状態を確認することができます。

 

※必要なもの… 水とバケツ


【手順1】…色あせが顕著な外壁を見つける

  ⬇︎

【手順2】…その外壁にたっぷりと水をかける

 

ポイントは、一番色あせや劣化が目立つ外壁を選び、広範囲に水をかけること。ホースなどを利用して水をかけるのも良い。そして、濡らした外壁全体を見渡せるように、なるべく家から離れた遠目から確認すること。水をかける場所は、陽射しの強い南側の外壁やベランダの外壁などが良い。

 

 

外壁を水で濡らした状態はクリア塗装後の状態と似ているため、色がどの程度元に戻るか、色合いや美観に違和感がないか、仕上がりが美しいか、など、事前に予測することができます。もちろん最終的な判断は我々塗装の専門と相談した上で決めるのは間違いありませんが、気になる方はぜひ実践してみてください。

 

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【まとめ】自宅のデザイン調サイディングにクリア塗装が可能か確認する方法

福岡市でクリア塗装をご検討なら株式会社ソウシン

 

 

今回は、デザインサイディング外壁のクリア塗装での適切な時期や、クリア塗装が困難なサイディングの種類や状態、そして自分で判断する方法について紹介しました。

 

 

デザイン調サイディングをクリア塗装で仕上げる場合には、通常の外壁よりかなり早い段階での塗り替えが推奨されています。

 

しかし、残念ながらほとんどの方はその事実を知りません。

 

 

新築時に工務店やハウスメーカーが「7年目で塗装した方が良いですよ」と教えてくれるなんて絶対にありませんし(笑)、ましてや、外壁の痛みがまったく出てない状態で塗装の必要性を感じる方なんかもいないわけで、そのあたりがこのクリア塗装の難しい面でもありますよね。

 

 

もし、「クリア塗装の条件を満たさなかった」、もしくは「塗装のタイミングを逃してしまっていた」とお悩みの方がいらっしゃれば、ぜひ一度株式会社ソウシン(福岡市)までご相談ください。外壁の状態や施工方法によっては、まだ対応できる可能性があります。

 

また、弊社では2色塗りや多彩色塗装など、外観や美観にこだわった塗装工法もご提案可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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