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ジョリパットの塗り替え時期やメンテナンス方法、失敗しない施工業者選び

ジョリパットの塗り替え時期やメンテナンス方法、失敗しない施工業者選び

 

 

新築時に一目惚れして選んだジョリパット壁。その落ち着きのある風合いは、ヨーロッパの街並みを彷彿させ、奥様方にも大変人気のある外壁ですね。

 

 

しかし、多くの方が抱える疑問は、「塗装後にジョリパットのおしゃれな雰囲気が損なわれるのではないか?」や、「どの塗装業者に依頼しても安心なのか?」などでしょう。

 

 

そこで今回は、ジョリパット壁の適切な塗り替え時期や、失敗しないメンテナンス方法、そして業者選定のポイントについて、分かりやすく詳しく紹介します。ジョリパットの魅力を損なわずに塗装を施したい方は必見です!

 

 

 

ジョリパット壁の塗り替えは築7年目から

 

ジョリパットの外壁塗り替え時期は、築7年目から検討することをお勧めします。

 

多くの方からは「なぜそんなに早い時期に?」や「まだまだ綺麗だと思うけど」と疑問を抱かれるかもしれませんが、実際にはこれは盛りすぎた話ではありません。築7年目でも遅い場合もあるほどです。その理由には以下の3つが挙げられます。

 

  1. 新築時のジョリパット壁は「水性アクリル樹脂」
  2. 藻やカビを放置すると取れにくくなる
  3. 外壁にヒビ割れが発生すると塗装しても補修のあとが目立つ

 

それぞれもう少し深掘りしていきます。

 

 

1. ジョリパットは水性アクリル樹脂で約5〜7年の防水力しかない

新築のジョリパット壁は水性アクリル樹脂塗料が使われている

画像:アイカ工業

 

ジョリパットの外壁は、一般的に水性アクリル塗料で塗装されています(一部例外もあります)。

 

水性アクリル塗料の耐用年数は約5年から7年程度であり、その後は防水力が徐々に低下していきます。特に北側の外壁でカビなどの発生が見られる場合は、外壁表面の防水力が弱まっている可能性が高いです。

 

ジョリパットは水に弱い素材なので、定期的な塗装によって外壁の防水力を再度高めてあげる必要があります。

 

 

 

2. 藻やカビは放置すると取れにくくなる

藻やカビは放置すると取れにくくなる

 

藻やカビがジョリパットの外壁に発生するのは、新築して5年目ごろからで、特に湿気の多い北側の壁などでよく見られます。しかし、これらの症状を放置すると取り除きにくくなるので、注意が必要です。

 

カビは根を張る性質があり、放置するとジョリパットのデコボコした表層部に張り付いて取り除きにくくなるためです。

 

一部の方は「塗装の際に高圧洗浄すれば問題ないだろう」と考えがちですが、ジョリパットは強い水圧で洗うと傷ついたりデザインが損なわれたりする可能性があります。さらに、ジョリパット自体が割れるリスクもありますので、慎重に取り扱う必要があります。

 

ですから、藻やカビなどが発生し始めたら早めに対処することが重要です。ジョリパットは手入れが必要な外壁材料なので、美観を維持するためにも定期的なメンテナンスが必要ですね。

 

 

 

3. ジョリパットのひび割れは補修しても目立つ

ジョリパットのひび割れは補修しても目立つ

 

ジョリパットのひび割れは、塗装しても補修跡が目立ちやすいです。これは、現場を知るプロとして強くお伝えしたいポイントです。

 

通常のサイディング壁やモルタル壁などでは、補修が比較的問題なく行えます。しかし、ジョリパットはデザイン性に優れた表面パターンが施されており、わずかな補修でもラインや段差が目立ちやすいのが特徴です。特に、塗装後は光と影のコントラストが強調されるため、多くの方が「もう少し早く塗装しておけばよかった」と後悔されることがあります。

 

したがって、亀裂やひび割れが目立つ前の段階でジョリパットの塗装を検討することを強く推奨します。ジョリパットのおしゃれな風合いや質感を維持するためには、やはりこまめなメンテナンスやお手入が必須となります。

 

 

 

ジョリパット壁の塗り替えにおすすめの塗料

ジョリパット壁の塗り替えにおすすめの塗料

 

ジョリパット壁の塗り替えにおすすめの塗料を紹介します。以下の塗料を使用することで、ジョリパットの風合いや質感を損なわずに塗り替えが可能です。

 

 

ジョリパットに最適な塗料
  • ジョリパットフレッシュ(約10年の耐用年数)
  • ジョリパットフレッシュクール(約10年の耐用年数+遮熱効果)
  • ジョリパットフレッシュ∞(約10年の耐用年数+色あせしにくい)

 

 

上記の「ジョリパットフレッシュ」は、ジョリパットの製造元であるアイカ工業から販売されているジョリパット専用の塗料です。この塗料は水性アクリルシリコン樹脂を使用しており、約10年の耐用年数を持っています。つまり、10年ごとに塗り替えが必要となるタイプの塗料です。

 

その他にも、「ジョリパットフレッシュクール」は、遮熱効果を持たせたタイプで、耐用年数も約10年です。「ジョリパットフレッシュ∞(インフィニティ)」は、さらに耐久性に優れ、色あせ・色落ちしにくい塗料です。

 

 

また、ジョリパット壁の塗り替え用塗料として、以下のような同等製品もあります。

 

■ジョリパットにおすすめの専用塗料一覧

塗料名 メーカー 性質 樹脂グレード
インディフレッシュセラ 日本ペイント 水性 シリコン
デコラフレッシュ 関西ペイント 水性 シリコン
アートフレッシュ エスケー化研 水性 シリコン
グラナダフレッシュ 菊水化学工業 水性 シリコン
グラナダフレッシュF 菊水化学工業 水性 フッ素
モアフレッシュ スズカファイン 水性 シリコン
ビーズコートフレッシュ スズカファイン 水性 ラジカルシリコン
ビーズコートフレッシュF スズカファイン 水性 ラジカルフッ素
ビーズコートフレッシュ無機 スズカファイン 水性 ラジカル無機
ビーズコートフレッシュBIO スズカファイン 水性 ラジカルシリコン

※ビーズコートフレッシュBIOは防藻・防カビの強化バージョン。ラジカル系は色あせしにくい特徴を持たせた塗料のこと。

 

 

これらの塗料もジョリパット壁の質感や風合いを損なわずに塗り替えが可能な製品です。選択する際には耐用年数や特性を考慮して、最適な塗料を選んでください。

 

 

 

【注意】こんな塗料はジョリパットに合わない!

 

以下のような塗料はジョリパットには適していませんのでご注意ください。

 

 

■ ツヤあり塗料

ジョリパットはマットな仕上げが特徴であり、ピカピカとツヤのある塗料を使用すると風合いや質感が損なわれてしまいます。一般的なツヤありタイプの塗料は避けて、ジョリパット専用塗料を選ぶことが重要です。

 

一般の塗料にも「3分艶」「5分艶」「7分艶」といった風に光沢感ごとに分類されていますが、やはりジョリパット独特のあの雰囲気は無くなります。

 

 

 

■ オリジナル塗料

塗装業者から提案される「オリジナル塗料」には注意が必要です。これらは汎用性が高いものの、ジョリパットのようなデザイン重視の外壁材には適していません。ジョリパットの質感や風合いを保ちたい場合は、専用塗料を選ぶべきです。

 

➡︎外壁塗装のオリジナル塗料って何?本当に長持ちする?デメリットってある?

 

 

 

■ 弾性塗料

弾性塗料(ゴムのような弾力性のある塗料)は、外壁のひび割れに対応するために設計されていますが、ジョリパットには向きません。

 

なぜなら、弾性塗料は塗料の厚みがあり、ジョリパット特有のデザインが薄れてしまう(消えてしまう)可能性があるからです。また、弾性塗料を塗ったことで将来的に塗料の膜がふくれたりハガレが生じる可能性もあるため、塗装業者に勧められても断りましょう。

 

 

これらの塗料はジョリパットの風合いや質感を損なう恐れがあるため、専用の塗料を選んでください。

 

 

 

ジョリパットの塗装業者の選び方

 

ジョリパットの塗装業者を選ぶ際のポイントを以下にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

 

 

1. 実績と経験を確認する

ジョリパットの塗り替えは細部にわたる注意が必要です。そのため、塗装業者の施工実績や経験を確認しましょう。過去にジョリパットの塗装実績がない業者には依頼するのはやめましょう。

 

 

2. おすすめの塗料を尋ねる

ジョリパットの美観を維持するためには専用塗料が必須です。見積もりを依頼する際に、業者にどのような塗料を使うか聞いてみましょう。ジョリパット専用塗料を推奨してくれる業者は、専門知識を持っていると判断ができます。

 

 

3. 要望に対する理解と回答

職人の技術だけでなく、コミュニケーション能力も重要です。自分の要望や疑問に対して的確な回答をくれる業者を選びましょう。また、一方的な提案ではなく、こちらの意見もしっかりと聞いてくれる業者が望ましいです。

 

 

以上のポイントを押さえて、信頼できるジョリパットの塗装業者を選んでいくと良いと思います。

 

 

 

特にデザインにこだわりがない方向けの塗装方法

 

ジョリパットの外壁に特にデザイン上のこだわりがなく、耐久性を重視したい方には、専用塗料以外の選択肢もあります。具体的には、以下のような塗装方法(塗料)がおすすめです。

 

 

■フッ素塗料の利用

フッ素塗料は耐久性に優れており、汚れが付着しにくく、劣化しにくい特性があります。ジョリパットのような外壁に凹凸がある場合でも、フッ素塗料は長期間美観を維持することができます。耐久性を求める方には適した選択肢です。

 

 

■無機塗料の利用

無機塗料も耐久性に優れており、特に低汚染型の無機塗料は汚れやホコリの付着が少なく、外壁を清潔に保ちやすいです。ジョリパットのデザインを活かしつつ、耐久性を高めたい方に適しています。

 

 

■低汚染タイプの塗料

低汚染型塗料とは、汚れが付きにくい効果を持ったタイプの塗料のことです。ジョリパットは外壁表面に凹凸があるため、汚れやホコリ、雨水などが溜まりやすく、カビ・藻などの発生につながります。低汚染タイプの塗料であればそういった症状を軽減することができます。

 

 

これらの塗料にはどれも光沢感(ツヤ)があるため、ジョリパットの見た目の特性を活かすことはできませんが、他にはない長期的な耐久性があります。塗り替え周期を延ばしたい方や、長期的な目線で考えたメンテナンス費用を抑えたい方に向いている塗料だといえます。

 

【関連記事】

➡︎外壁塗装におけるフッ素塗料の特徴と選び方:耐久性と効果を徹底解説

➡︎無機塗料の特徴と相場価格。失敗しない選び方やデメリットも解説!

 

 

 

ジョリパット壁の塗り替えなら、株式会社ソウシンにお任せ下さい。

 

最後に、用途・目的別にジョリパットの塗り替え時期やメンテナンス方法についてまとめておきます。

 

 

ジョリパットの風合いを壊さずに塗装を検討されている方

  • 塗装推奨時期は築7年目から
  • 塗料はジョリパット専用を選ぶこと

 

 

耐久性重視で塗装を検討されている方

  • 塗装推奨時期は築10年目
  • 塗料は低汚染型のフッ素塗料や無機塗料を選ぶと良い

 

 

外壁塗装工事は業者の経験や知識により仕上がりが大きく変わります。特に、ジョリパット壁のような繊細なデザインが施された外壁の塗り替えにおいては、いかにお客様の立場になり工事をしてくれるかが、が非常に重要となるのです。

 

株式会社ソウシン(福岡市)は、有資格者が事前にお客様との入念な打ち合わせを行い、工事前に抱えられている不安点や疑問点を一つずつ解消し、ご家族の皆様にご納得いただいた上で工事を進めて参ります。ジョリパットの塗り替えをご検討の方は、ぜひ株式会社ソウシンへお問合せください。

 

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